ライティング便り。

こんにちは、日本語ライティング支援室のスタッフYです。

このブログには、文章を書くときのヒントになる記事を掲載しています。

就活関係の記事は「＃就活相談所」へ。

レポートやメール、書き方全般の記事は「＃純喫茶ライティング」へ。

演奏会に出演するときに書く文章の書き方もありますよ。

～目次～

◆就活相談所

音大生の強みを見つけよう

「自分の棚卸し（たなおろし）」とはなんぞや…？

自己PRを書いてみよう！

志望動機を書いてみよう！

「学生生活の中で力を注いだこと（ガクチカ）」を書いてみよう！

〇年後の自分、について書いてみよう！

全体のバランスを見てみよう

就活書類の書き方　基本編

応募する企業を選ぼう！

添え状を忘れずに

◆音楽活動の文章

曲目解説ってどうやって書くの？

演奏会用プロフィールを書いてみよう！

◆書きかた全般

手順がだいじ（レポートを書く段取り）

webの向こう側（webでの課題提出のポイント）

言葉を形にする方法

敬語～ほどよくていねい～

先生にメールを送ろう

「話し言葉」に気をつけよう（「話し言葉→書き言葉」の書き換え）

具体的に伝えよう（「具体的に書く」とは）

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皆さんの力になれそうな記事はありましたか？

記事は随時更新中です！

時々のぞいてみてくださいね

もちろん、来室してのご相談も大歓迎です！

H号館3階、H304号室でお待ちしています

〇開室曜日：月～金

〇開室時間：10:00～18:00

予約はこちらから→https://pf.ongakutokotoba.com/jw/reserve?ref=tb

毎朝10時頃、当室twitter（@daion304）で空き情報をつぶやいています🐤

こんにちは。

みなさん、充実した春休みを過ごしていますか？

　

自主演奏会を開く人、

プロの演奏会を聴きに行く人、

新しい曲に取り組み始めた人、

当室に相談に来る学生さんとお話ししていると、それぞれ有意義に過ごしているようです😊

　

さて、当室が発行しているフリーペーパー『writing note』のvol.25が完成しました✨

2023の春から構想を練り、試行錯誤を重ねて作った紙面。

どの記事も個性が溢れていて、楽しく読んでもらえると思います。

今回は

中尾優里さん（大4・ピアノ）、

石田楽歌さん（短1・ポピュラーエンターテイメント）、

岸下萌花さん（大1・作曲）が、それぞれ興味のあることをレポート🎤

　

　

今回のコンテンツは３つです！

#大音アーティストに聞いてみた（岸下さん）

YouTubeの配信を中心に活躍中の大音生、TOM-ATOMこと豊田光来さん、

学外の団体でジャズバンドに取り組んでいる東條大河さんの2人にインタビューしました！

　

#手づくり楽器で楽歌のライブ（石田さん）

2023年秋にライブハウスでライブを開催！お客さんに手づくり楽器を配り、演奏に参加してもらう曲を演奏しました✨

楽器制作から本番をレポート！

学外での音楽活動に興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね🎶

　

#増えろ！推理ゲーム好き（中尾さん）

推理ゲームにハマっている記者が、その魅力やおすすめのゲームをお伝えします！

練習や勉強の合間に、ゲームはおすすめ。

ゲームが好きな人はもちろん、あまりゲームをしたことがない人も楽しく読めます😄

　

『writing note vol.25』はガイダンス資料と共に、みなさんの元へお届けするほか、

ぱうぜやO号館・K号館学生サロン、日本語ライティング支援室で配布しています！

　

ぜひ手に取ってみてくださいね❣️

　

☆2024年度も、新たに学生記者を募集予定です。

「私も作ってみたい！」という人はぜひご応募くださいね♪

あっという間に、2023年も残すところ後わずかとなりましたね…

皆さんはどんな1年を過ごしましたか？

さて、日本語ライティング支援室の年末年始のスケジュールをお知らせします。

当室は、12月26日(火)～1月8日(月)の間、閉室となります。

■場所：H号館3階　304号室

■開室曜日：月曜～金曜（祝日を除く）

■開室時間：10:00～18:00

閉室直前と年明けの開室日は、授業レポートの相談で込み合う可能性があります。

何か相談したいことがある人は、ぜひ早めに予約をとってくださいね！

【予約について】

☆相談予約フォーム

必要事項を入力して申し込むと、受付完了メールが届きます。必ず内容をご確認ください。

・予約は前日までです。

・「相談方法」で、対面またはzoomを選んでください。zoomはパソコン推奨です。

・「相談内容」には、書類の提出先（企業名など）、締切、執筆条件（テーマ、字数等）などをなるべく詳しく書いてください。

★予約が空いていれば、予約なしでの相談も可能です。

毎朝10時頃、当室X（旧twitter）で予約状況をお知らせしていますので、ぜひチェックしてくださいね！

【お問い合わせ】

受付完了メールが届かない、相談方法を変更したいといった問い合わせは、以下のメールアドレスにお願いします。

daion304@gmail.com

＜対応時間＞

月曜日～金曜日（閉室日を除く）

10:00～18:00

それでは皆さん、体調に気をつけて、良い年末年始をお過ごしください

こんにちは、日本語ライティング支援室のスタッフYです。

真夏の陽射しが強すぎる毎日ですが、みなさんはどんな対策をしていますか？

スタッフＹは日傘とサングラスが手放せません

さて本日は、「具体的に伝える」ということについてお話します

さて、皆さんは自分の文章や話したことに対して、「もっと具体的に！」と言われたことはありませんか？

そもそも「具体的」ってどういうことなのか、『新明解国語辞典　第七版』を見てみましょう。

「具体」の項に

「その人の頭の中で考えられている事の内容が、ほかの人にも同じ形で理解出来るようになっていること。具象。「―例を示す」↔抽象」

とありました。

この説明をふまえると、「具体的に書く」とは、「頭の中で考えていることが、他の人にも同じ形で理解できるように書く」ということになります。

とても難しそうに見えますが、どうすればいいのでしょうか…。

純喫茶ライティングのマスター猫が、お客さんにレクチャーするのを覗いてみましょう。

◇◆－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－◆◇

・「具体的」ってどういうこと？

客「ねえマスター聞いてよ」

マ「どうなさいました？」

客「遠距離恋愛の彼女と文通しててさ」

マ「それは素敵ですねえ」

客「お互い近況を書くことにしてるんだけど、彼女から『もっと具体的に書いて！』って怒られてさ…」

マ「あら。せっかく書いたのに残念でしたね」

客「うん…でも、怒られるのは仕方ないというか…。書きかけの手紙を見てくれる？」

✎このあいだ遊んだのが楽しかったよ。

マ「これは、ずいぶんシンプルですね」

客「自分でも短すぎるとは思うんだ。でも、どうすれば具体的になるのか…」

マ「そうですね…。読んだ彼女さんが＜あなたがどんなことを体験して、どう感じたのか想像できる＞ように書きましょうか」

・《5W1H》に気を付けよう

マ「出来事について書くときは、〈5W1H〉…つまり、〈誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように〉がわかるようにしましょう」

客「あー、これだと何をして遊んだかも、どこに行ったのかもわからないね…」

マ「このお手紙の場合、＜誰が＞はお客さんのことだとすぐにわかるので、書かなくても大丈夫ですね。

ただ、誰かと一緒に遊んだのなら、その方のことを書くといいですよ」

客「なるほど」

✎先週の日曜日、友達とUSNに行って遊んだのが楽しかったよ

マ「ちなみに、どういうご関係のお友達なんですか？」

客「小学校からの友達なんだ。久しぶりに会ったから懐かしかったー」

マ「ではそのことも書きましょう。これで、〈なぜ〉〈どのように〉楽しかったのかがわかります」

客「たしかに！」

✎先週の日曜日、小学校の頃からの友達とUSNに行って遊んだ。久しぶりに会ったから懐かしくて楽しかった！

マ「同じ『楽しかった』という言葉でも、説明が増えたことで様子や気持ちが生き生きと伝わりますね」

・「書かなくてもわかるはず！」には要注意

マ「ところで、USNというのはどういう場所なんですか？」

客「映画の舞台を再現したテーマパークだよ。知らないの？」

マ「名前は知っていましたが、詳しいことは知りませんでした」

客「みんな知ってると思ってた！」

マ「そうですねえ。でも、実際私みたいに知らない人もいるんです。

文章を書くときは、自分がよく知っていることでも、相手は知らないかもしれないと立ち止まることが大切です」

✎先週の日曜日、小学校の頃からの友達とUSNに行って遊んだよ。USNは映画を再現したテーマパークだよ。久しぶりに会ったから懐かしくて楽しかった！

もしくは…

✎先週の日曜日、小学校の頃からの友達と、映画を再現したテーマパークのUSNに行って遊んだよ。久しぶりに会ったから懐かしくて楽しかった！

客「なるほどねー。でも彼女は知ってるよ、一回一緒に行ったから」

マ「そうなんですね。ならこの説明は書かなくても大丈夫でしょう。読む相手によって、説明を足したり引いたりするといいですよ」

客「ふう…。かなり詳しくなったね」

マ「あなたがどこで何をして、どう感じたのかが伝わる文が書けましたね」

客「彼女ともまた行きたくなったなあ」

マ「その気持ちもぜひお書きになってくださいね」

◇◆－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－◆◇

さて、お客猫さんのように、「どうすれば自分の文章が具体的になるのかわからない」という学生さんはたくさんいます。

「5W1H」が書けているか、「書かなくてもわかるでしょ」と思い込んでいないかに気を付けて、情報を盛り込んでいきましょう。

当室では、スタッフがマスター猫のように質問をしながら、内容を充実させるお手伝いをします！

ぜひ気軽に来室してくださいね。

こんにちは、日本語ライティング支援室スタッフYです。

雨の多い毎日ですが、晴れ間が出るごとに夏が近づいている気がします

気温や気圧の変化に負けそうなスタッフYですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか？

さて、今回のテーマは「話し言葉」と「書き言葉」です！

レポートや小論文、エントリーシートなど、改まった文章を書くときは「書き言葉」を使います。

この記事では、うっかり普段使いの言葉で書いてしまいがちな言葉と、その書き換えの例をご紹介します。

＜あるある！よく使う表現＞

・「とても」「かなり」→「非常に」「大変」

強調する表現には、「非常に」や「大変」を使います。「非常に役立った」や「大変勉強になりました」となります。

・「たくさん」「いっぱい」→「多くの」

ものの数や量が多いときや、何かを行った回数が多いときは、「多くの」を使います。

具体的な数値が分かっているときは、それを書くのもおすすめです。たとえば「200人ものお客様が来場しました」や「50回以上試作しました」のように書くと、文章の内容が具体的になります。

・「する」「やる」→「取り組む」「行う」

「練習する」や「ボランティアをやる」は、「練習に取り組む」「ボランティアを行う」と言い換えることができます。たとえば、エントリーシートで自分の経験を書くときによく使うので、覚えておくと便利です。

・「色々な」→「様々な」

多くの異なった種類や性質のものがあるときは、「様々な分野」や「様々な取り組み」のように使います。「多彩な」や「多様な」といった言い換えもできますよ。

＜つなぎ言葉には要注意！＞

・「～だし」「～だったし」→文を切って言葉を補おう

たとえば、「今朝は雨が降っていたし、風も強かった」「夏休みは自主演奏会を開催したいし、オーディションの準備もしたい」のようにつなげる言い方は、日常的に使いますよね。

書き言葉では、「雨が降っていた。そのうえ、風も強かった」や、「夏休みは自主演奏会を開催したい。また、オーディションの準備もしたい」のように、文を切って接続詞を加えましょう。

・「から」「なので」→「～ため」

「目標とした点数に届かず悔しかった。だから（なので）、勉強時間を増やした」のように、前の内容を理由として後の内容をつなげる場合は、「目標とした点数に届かず悔しかったため、勉強時間を増やした」と書き換えましょう。あるいは、「目標とした点数に届かず悔しかった。そのため、勉強時間を増やした」のように2文の間に「そのため」を置くのも手です。

・「けれど」「でも」→「しかし」

「雨が降っていた。けれど傘は差さなかった」のように、前の内容と後の内容が反対の関係にある場合の接続詞は「しかし」を使いましょう。

・レポートで活躍！「したがって」

原因を表す1文と、結果を表す1文をつなげるときに使います。話し言葉に置き換えると「だから」に近いです。

「大学では学生が自分で履修科目を決定する。したがって、学生にはスケジュール管理能力が求められる」となります。

「Aという条件があるとき論理的にBとなる」というニュアンスを持つ言葉なので、レポートや小論文でよく登場しますよ。

＜実は方言＞

「〇回生」→「〇年生」「〇年次」

大学での学年を表すときに、「〇回生」という言い方がありますが、実は関西の方言なんです。スタッフYは大阪出まれ、大阪育ちで自然に使っていたので、初めて知ったときは驚きました。エントリーシートや奨学金の申請書類など、改まった文章のときは「〇年生」や「〇年次」と書きましょう。

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「話し言葉」と「書き言葉」の組み合わせは他にもたくさんありますが、ご紹介した単語は特によく見かける気がします。

ただ、文章の内容を考えながら、話し言葉にも気を付けるのはとても難しいです💦

文章を書き終えたら、これらの単語が紛れていないか探してみてください。

また、当室で発行している「書き方」のテキスト、『writing note』にもレポートにふさわしい言葉遣いについての解説が載っています。

ぜひ活用してくださいね。

手元にない！という方は、H号館304号室で配布していますので気軽に来室してください。

また、自分のチェックだけでは不安…！というときは、当室で遠慮なくご相談くださいね