人気ブログランキング | 話題のタグを見る

【純喫茶ライティング①】手順がだいじ

こんにちは、日本語ライティング支援室のスタッフYです。

だんだん秋が近づき過ごしやすくなってきましたが、落ち着かない毎日が続きますね。
そこで、学生の皆さんとのんびり時間を過ごす場所として、喫茶店を開いてみました。

ここでは、文章の書き方や言葉に関することをつらつら語りたいと思います。
ぜひ気軽にのぞいてみてください。
【純喫茶ライティング①】手順がだいじ_a0201203_12322914.jpg

さて、本日は、文章を書く手順についてお話しようと思います。

みなさんは、文章を「よし書こう!」と思ったとき、真っ白な紙を前に途方に暮れたことはありませんか?
当室にも、「どうやって書き始めればいいのかわからない…」と悩む学生さんがやってきます。
いきなり一行目から書き始めて、最後までいっきに書き進められる人はめったにいません。まずは文章を書くための手順を知って、不安な気持ちをなくしましょう。

今回は、レポートに焦点を当てて
〈0、書き始める前に〉→〈1、メモ作り〉→〈2、構成〉→〈3、文章にしてみる〉→〈4、推敲〉
という手順をご紹介します。
この手順を覚えておくと、さまざまな文章を書くときの助けになるはず。
ただし、何を書かなければいけないのか、どんな構成が適しているのか、といった内容に関わる要素は文章の種類によって変わります。
そこで今回は、学生のみなさんが一度は取り組むことになるレポートについてお話します。


0、書き始める前に ~行き先を見定めよう~

まず、レポートのテーマやお題・締め切り・文字数・どこに提出するのか、といった条件をしっかり確認します。
たとえば…
・テーマ「○○○○について」
・締め切り 〇月×日
・提出先 △△先生 メール

のように、抜き書きのメモを作ってみましょう。手を動かすことで、少しずつ「書くモード」に入っていけますよ。

なお、レポートは、「問い」に対する「答え」を書くことが求められます。
問いは、「〇〇とは何か」「△△はなぜか」「××は良いか悪いか」のように「~か?」の形で示されます。

どんなことを問われているのか、このときに確認しておきましょう。
課題によっては、自分で「問いを立てる」ということをしなければならないこともあります。
そのテーマについて、先ほどお話しした「~か?」の形で「問い」を考えてみましょう。
今回は、「小学校で音楽の授業を行う際、一番大切なことは何か」というテーマのレポートを例としてお話していきますね。

1、メモ作り ~文章の材料を集めよう~

はじめにお話ししたように、真っ白な紙にいきなり文字を書いて、そのまま最後まで書き通せる人はめったにいません。
 
もし書き始めることができても、途中でもっと書きたいことが出てきたり、いつのまにか話がそれてしまったり…。
来室した学生さんの中にも、「書き始めたけど、自分で何が言いたいのかわからなくなってしまった…」と首を捻る人がいます。
 
そうしたことを防ぐために、「テーマに関連して考えたこと・調べたことを全部メモとして可視化しましょう。
箇条書きや、単語でも構いません。思い浮かんだ事柄を自由に書き出していきます。

例としたテーマ、「小学校で音楽の授業を行う際、一番大切なことは何か」について、手書きのメモを作ってみました。
【純喫茶ライティング①】手順がだいじ_a0201203_11595931.jpg
問いに答えるために、小学校の授業を思い出してみました。
特に印象に残っている合奏について、なぜ楽しかったのか、良いところは何かを考えて書き出しています。
「好きな楽器を選んだ→意欲が増した」「お互いの音を聴く体験ができる」「クラスメイト同士の交流が増える」…などなど。
箇条書きにしたり、「→」のような記号を使ったりして、自分にとって見やすいメモを作ってみましょう。


2、構成 ~文章の道順を決めよう

伝えたいことを読み手にスムーズに理解してもらうためには、文章の道順を整えなくてはいけません。
これが文章の「構成」です。

この道順は、文章の種類や、自分が書きたい事柄によって変わります。
レポートの場合は、最初に「答え(結論)」を書き、次に「根拠(具体例)」を書いていく構成が一般的です。

メモとして書いた事柄を、この構成に当てはめていきましょう。
やり方としては、まず、メモというバラバラの材料を整理します。書き出した言葉や文同士で、関係が近いもの同士をグループにしましょう。

たとえば、先ほどのメモなら次のように整理できます。

答え:「生徒の個性を尊重することが大切」
音楽全般について:「音楽は自分を表現することも大事だから」
合奏の授業について:「好きな楽器を選んだことで意欲が増す」「お互いの音を聴く体験ができる」
音楽の授業以外への影響:「クラスメイト同士の交流のきっかけになる」

「答え」以外の3つのグループは、それぞれ「根拠」にあたります。
グループができたら、先ほどお話しした道順に当てはめていきましょう。


3、文章にしてみる ~実際に書いてみよう~

メモ作りをしたことで自分の伝えたいことがはっきりし、構成を決めたことで文章の全体像が見えてきました。
ここで満を持して、実際に書いてみましょう!
 
この段階でよく聞くお悩みは、「書き出し方が難しい」「文と文のつなげ方がわからない」といったものです。
 
こんなとき、当室では型にはめてみることをおすすめすることが多いです。自分の考えを書くなら、「私は○○だと考える」、理由を書くなら「なぜなら△△であるためだ」のように、文の役割を意識しながら言葉を足していきます。
  

4、推敲 ~全体像を見直そう~

最後に、できあがった文章を読み直して整えていきましょう。
「問いにきちんと答えているかな」「書いているうちに、話が本題から逸れていないかな」など、伝えたいことが、テーマに沿ってしっかりまとまっているかどうか、確認します。

全体を音読してみるのがおススメです
声に出してスラスラ読めたら、完成ですよ!
 
長くなってしまいましたが、私はみなさんに、文章は提出まで何度でも書き直せるということを覚えておいてほしいです。「変な言葉づかいをしちゃうかも…」「伝わらないかも…」と思っても大丈夫!書き直しは当たり前のことなので、まずは手を動かしてみましょう

by daion3304 | 2021-09-08 15:56 | 純喫茶ライティング


大阪音楽大学 日本語ライティング支援室のブログです。


by daion3304

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

日本語ライティング支援室 Webサイト
日本語ライティング支援室 ツイッター

カテゴリ

全体
当室のご案内
お知らせ&活動報告
ことばの話
制作にっき
授業見学
日々つれづれ
学生記者
音大生と就活
純喫茶ライティング
読みもの
未分類

以前の記事

2021年 10月
2021年 09月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 09月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 03月
2018年 12月
2018年 09月
2018年 07月
2018年 05月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 09月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 09月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 04月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月

画像一覧

その他のジャンル